2018/04/14

Netflix でテラスハウス全部観てしまった。

自分が「テラスハウス観る側」の人間だとは最近まで本当に思ってなかったが、勢いに乗って全部観てしまった。パケット制限になるほどに観てしまった。

ただ、一つ言いたいことがある。「副音声で」ということだ。

テラスハウスは一つのテラスハウスに男3女3の若者の共同生活する様子を脚本なく、映画のようなカメラワークで収めていくドキュメンタリー番組で、観たことがある人はわかると思うけど合間合間にYOUやトリンドルや徳井や山里ら(敬称略)の絶妙な感想、ツッコミが入る。そして副音声では若者たちの生活を放送している時間にも、主音声としてはYOUやトリンドルや徳井や山里らが映像を観ながら想い想いの感想を喋るというラジオ番組のようなつくりになっている。

このツッコミ陣の構成が非常に秀逸で、若者たちの行動を時に持ち上げ、盛り上げ、時に疑い、笑っていく。主音声においてはカッコつける若者がカッコよく放送されているが、副音声ではめちゃくちゃ笑い者にされている、ということがままおこる。テラスハウスはおそらくイケてる若者をターゲットに作られているが、一方で副音声はイケてない側、いわばテラスハウス観ない側の人間向けに作られている感じがする。だから自分はテラスハウス全部観たけど「テラスハウス観る側」の人間ではない気もする。実際初期のシリーズは副音声がなくて、観ようとチャレンジしたけど全然観てられなかった。逆に自分は副音声しか観れないのだ。この映像が同じでも主音声と副音声で全く違うターゲットを満足させうるコンテンツ作りがさすがNetflixという感じがする。

出演する若者たちはモデルだったり役者だったり出役を目指していることが多く、筧美和子のような「テラスハウスで認知を得てその後一流芸能人へ」というモデルを目指しているんだろうな(もしくは事務所がそれを期待してるんだろうな)ということが多い。だが脚本のない共同生活とは恐ろしいもので(あと半分くらいは出役を目指しているわけでもない素人を混ぜているところも大きいと思われるが)1ヶ月も生活しているとどうしてもキャラ設定や演出を維持しきれず、その人の内面が見えてきてしまう。初期の作り込みを頑張るほどに後半とキャラのギャップが大きくなって叩かれる原因になったりするから厄介だ。

テラスハウスにいるあいだ中悪い部分を見せずに人気者になれる人は実は一握りで、半分以上の人が何かしら自分の欠けている部分を露呈してしまうし、さらにひどい人の場合は炎上してSNSなどで視聴者からかなり攻撃される。番組中で行なった恋愛は全て批評に晒されるのはもちろんのこと、番組中にカップルになった人はその後の付き合い方などもSNSを通じてウォッチされるし、何もしなければしないではやくテラスハウスを出ろよというプレッシャーをかけられる。相当ハイリスクハイリターンな世界なのだ。

自分は昭和生まれの旧来的な人間なのでああやって私生活を晒すのは絶対辛いと思ってしまうのだが、出てる人にとってはSNSが炎上するのも有名税くらいに感じているのだろうか。たまに信じられない悪い性格の人が出てきて番組中でもボロクソに言われSNSでも叩かれて本当に損しかしてないじゃんと思うのだが、怖いもの見たさでインスタを見てみるとへっちゃらな感じで投稿していたりする。そういう時代なのだろうか…